4つの峠を越えて進む、国道152号線ツーリング(前編)

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(nex-5n)
同じ写真を使っていますが、秋のロングツーリング本エントリーです。
9月14日より前のエントリーの第二案を決行し、9月15日の19:00に帰還しました。
甲府から茅野へと向かい、杖突峠、分杭峠 、地蔵峠、兵越峠(青崩峠)を越えて浜松へと進みました。
写真は地蔵峠から進める しらびそ峠 での1枚です。
茅野の市街地から浜松市天竜区の市街地までは6時間以上掛かったので、それなりに緊張感あるツーリングとなりました。
ネットでは酷道という表現をされるコースですが、適度にガソリンスタンドもあり、生活感ある風景も多く見られました。
今回は前編として、9月14日に撮影した写真とともに、その行程を説明したいと思います。


白川郷と迷いに迷ってこのプランを決行しましたが、その大きな理由は 「海」 でした。
KLX125に乗ってからいつでも見れると思っていて、なかなか見に行くことができなかった海。
中免を取得してバイクで行くはじめての海ですから、記憶に残る壮大なコースでという思いからこのプランを選択しました。
コースには中央構造線、ゼロ磁場の分杭峠、絶景のしらびそ峠、日本のチロルとも呼ばれる下栗の里など見所もたくさんあります。

峠区間は5時間を越える行程なので、夕暮れを海でなんて考えたら、観光&撮影を最小限にして早く走りきらなければなりません。
いろいろ考えていると宿の予約もできないほど悩んでしまい、結局、予約を入れたのは前日の23:30くらいでした(笑
取らぬ狸の何とかではないですが、机上で考えても結論がでるわけでもなく、とりあえず走りながら流れで考えることにしました。
考えるのが嫌になって本気で中止にしようかと思ったのは内緒です(笑

~ 以下は本編となります ~

甲府を出発したのが7:00。
あまりの寒さにペースが上がらず、茅野の給油ポイントに到着したのが8:50。
隣接するセブンイレブンでパンやおやつなどを購入して、いよいよ国道152号線へと向かいます。

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(9:22)
最初の峠である杖突峠に到着。諏訪方面の展望が素晴らしいとのことで楽しみにしていました。
向かって右の柱に記載される杖突峠の文字にて通過記念としました。

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(9:24)
9月に入ってから不安定な天候の連続でしたが、スッキリとしたお天気に恵まれます。
左に見える湖が諏訪湖です。
天気は最高なんですが、これから始まるあまりにも長い行程に気分は沈み、イマイチ楽しみきれない雰囲気だったりします(笑
登山でもそうなんですが、立ち向かうものが大きいほど、撤退ポイントを念頭においてしまう嫌な性格なんです^^;
この期におよんでも、撤退した場合にはブログ的にどう収拾をつけるか。。。なんて考えていました。

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(10:01)
なんとなく寄った美和ダム。
焦る気持ちから高遠城址公園には寄らずに、国道152号線沿いの気が向いたポイントで小休止しながら進みます。
10:00を過ぎたあたりから気温も上がりはじめ、気持ち的にも楽になって、このコースに立ち向かえそうな雰囲気になってきました。
甲府~美和ダムまではウォーミングアップだったということで(笑

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(10:33)
ゼロ磁場で有名な(2つ目の峠の)分杭峠に到着。
峠区間は狭いクネクネ道の連続でしたが、KLX125はパワー的にもちょうど良い感じで、小気味良く走ることができました。
ネット調べですが。。。分杭峠の界隈は駐車禁止になっていて、停まって撮影しているだけでも注意されると聞いていました。
なので、一度通過してからカメラを用意して、再び引き返して通過する寸前にゲリラ的に撮影しました(笑
構図がちょっと残念な感じですが、ズルして撮影しているので仕方ないですね^^;

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(10:57)
大鹿村役場前からの小渋川。若き日にこの下流にある小渋ダムには何度も釣り(ブラックバス)に来ました。
水の色や渓谷全体が持つ雰囲気が、当時の記憶を蘇らせてくれる感じがします。

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(11:08)
小渋川から赤石岳を見て。
「小渋橋」 はコンクリート製の3連アーチ橋で、どことなく懐かしい雰囲気を感じさせます。
気になって停車して撮影しましたが、有名な撮影スポットだったようです。

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(11:32)
3つ目の峠である地蔵峠に到着。
天候もペースも申し分なく、ここまで順調に進んできました。
下調べでは地蔵峠からは国道152号線ではなく林道を迂回とありましたが、茅野側から
だと道なりなので林道を迂回するという感覚はありませんでした。
今回のコースでの心配点が1つ解消しました。

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(11:34)
地蔵峠のお地蔵さん。
ちょっと微笑むような優しい表情に癒されます。通過記念に。

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(11:57)
地蔵峠を下ると分岐があり、7~8kmでしらびそ峠に到着。
基本的に(峠区間では)急ぐ旅ではありましたが、ここだけは寄りたいと思っていました。
山梨からは反対側から見る南アルプスの山並み、普段なじみの無い荒川岳、大沢岳、前聖岳などですが、天候に恵まれて最高に
嬉しい瞬間。来て良かった。

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(12:26)
しらびそ高原。
コース上には日本のチロルと呼ばれる下栗の里もありましたが、今回の旅では寄らないことに決めていました。
その分、しらびそ峠や高原でゆっくりしました。

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(12:28)
しらびそ高原の展望台からの南アルプスの山並み。まだ知らない絶景ポイントってたくさんありそうですね。
ここで朝買ったパンやおやつなどを頬張ります^^
残る峠はあと1つ、時間的にも順調で気持ち的にもかなり楽になっています。

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(13:54)
しらびそ峠を後にして長野県飯田市上村の集落を走り抜け最後の峠の兵越峠を目指します。
このコースでの第2の心配点だった国道152号線の寸断区間。
兵越林道を迂回するわけですが、迷うことなく普通に走れて安心しました。

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(14:21)
最後の峠、そして4つ目の峠となる兵越峠。
その名のとおり武田の軍勢が越えた峠。
当時の信玄公が。。。
浜松城を素通りして、目指すは三方ヶ原。
三方ヶ原にて全軍反転、魚燐の陣にて待ち伏せる。
なんて考えながら進軍したのでしょうか。

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(14:23)
浜松国と飯田国の暫定国境(笑
毎年10月に行われる 「峠の国盗り綱引き合戦」 によって変動する国境。

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(14:22)
本来の県境(国境)。杖突峠より5時間掛かってようやく静岡県に突入。
17:00くらいに海に到着できそうな流れなので、ここで海を目指すことに決定します。
ここから海へは約3時間走らなければなりませんが、この時点では楽勝気分でした。

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(17:29)
天竜区の市街地に入ってから、セブンイレブンでコーヒーブレイクをしますが、それ以外は撮影時間も惜しんで走りに走ります。
楽勝と思われた海までの行程でしたが、渋滞の影響もあり、思ったよりペースが上がらない。
おまけに走行距離も300kmを越えようとしており、走りづめ&座りっぱなしでお尻が痛い。
そんな中、無常にも陽はどんどん傾き、いよいよ海での夕暮れ撮影は怪しい雰囲気になってきました。
この砂山を越えれば念願の景色を見られるはずだが。。。

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(17:31)
浜岡砂丘から見る9月14日の夕暮れ。
ぎりぎり間に合った。。。今日1日の疲れが吹き飛ぶ瞬間、そして全てが報われた瞬間でもありました。
甲府を7:00に出発して、4つの峠を越えて見る景色に、信玄公の見果てぬ夢の続きを見ているような気分にもなりました(笑
しかし、無駄な時間を極力削って、このギリギリ状態。恐るべし浜松までの道のり。。。
計画段階や出発時に憂鬱になるのも無理ないですよね^^;

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(17:40)
最高の気分ではありますが、でもちょっとお尻が痛い^^;
それでも素敵な景色にパワーをもらったので、もうひと頑張りできそうです。

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(18:56)
次の日の予定でしたが、御前崎灯台にも足を伸ばしてみました。
撮影イメージを膨らませて向かいましたが、車のヘッドライトに頼らなければ景色が分からない。
そして灯台の光にタイミングを合わせなければ、灯台の光線や波を表現することができない。。。
なかなか思い通りに行かない撮影でしたが非常に楽しいひととき。そこそこの1枚をゲットして宿に向かう。
チェックインを19:00と報告していたので、1時間ほど遅れると連絡をして、宿に到着したのが19:50でした。
この日の走行距離は驚きの342.8km。宿を通過して浜岡砂丘や御前崎へと行ったりしているので無駄に長くなっています。

白川郷の方が楽だったんじゃない???なんてことはいわないでくださいね(笑
とにもかくにも、思い描いていたプラン+御前崎灯台の夜景が見れたので、十分以上という内容の1日目が終了します。
後半へと続きます。

①、⑪、⑫(Zeiss Touit Distagon 2.8/12)
上記以外(E18-55mm F3.5-5.6 OSS)


[ 2015/09/17 20:21 ] ツーリング | TB(-) | CM(-)