水百景

mizuhyaku001.jpg
(sweetD&DT18-70mm/F3.5-5.6)
真夏なのに何故か秋全開ですがお付き合い下さい・・・2008年11月11日は私にとって忘れられない1日となりました。
それはテレビの撮影クルーとともに篠沢大滝と黒戸噴水滝を歩いたことです。
今後2度とないかも知れないそのチャンスに、ワクワクしながら集合地点へ車を走らせたのを覚えています^^
今までもアップしたい気持ちはありましたが、番組取材と言う事もあり扱いに悩みました。
いつしか2年の年月が流れ番組も終了したこの機会にアップする事にしました。
6月に篠沢大滝、7月に黒戸噴水滝とアップしましたが、渓谷道の雰囲気がより一層伝わるかと思います。


8:00。集合地点を出発。
私の山の師匠が案内役、テレビの撮影クルーの3人、そしてcondorさんの5人チームで両滝を目指します。
師匠の好意で声を掛けてもらい、ご機嫌なcondorさんはポーターとして体を張ります。
出発前に驚いたのは撮影クルー全員が長靴だったことです(笑
今までの取材地では滝のアプローチに2時間を越える山歩きはなかったのが原因だったようです。
でも撮影スタッフの体力はハンパなく、両滝を長靴で歩ききったのでした。

mizuhyaku003.jpg
(F50fd)
最初に向かったのは篠沢大滝。
林道から渓谷道へと進むのですが、入り口には案内標とアルミの梯子があるので見落とす心配はありません。
難所は2ヶ所で上の写真の堰堤を高巻く登り、そして堰堤のバックウォーターを渡河した後の尾根までの登りです。
堰堤の高巻きは後に渡河ポイントへの急降下となります。

mizuhyaku002.jpg
(F50fd)
急降下に戸惑い気味の撮影クルー、やはり長靴での山歩きは大変そうです。

mizuhyaku004.jpg
(F50fd)
渡河ポイント。夏に比べて圧倒的に水量が少ないです。
ちなみに夏の様子は 「篠沢大滝」 にて。
渡河して尾根までの登りをクリアすると目線の高さに滝が現れます。

mizuhyaku005.jpg
(sweetD&DT18-70mm/F3.5-5.6)
10:00。篠沢大滝に到着。
あまりの美しさに撮影クルーから 「オー」 という歓声が上がりました^^
秘境の滝に相応しい姿です。

mizuhyaku006.jpg
(sweetD&DT18-70mm/F3.5-5.6)
輝く紅葉を前に置いて・・・もう少し右に寄りたいのですが、崖なのでこれ以上は寄れないのです^^;

mizuhyaku007.jpg
(sweetD&DT18-70mm/F3.5-5.6)
そして全景。
滝までは山歩きに慣れた人だと林道から30~40分位で到達できるかと思います。
師匠と私は遠巻きから撮影クルーの仕事を見守ります。
2人の話の中では次の黒戸噴水滝への道中の不安が募ります・・・。
篠沢大滝の復路からは私がテレビカメラの三脚を担ぐ事に。
これがまた重いのなんの・・・。

mizuhyaku008.jpg
(F50fd)
12:00。簡単な昼食を済ませて黒戸噴水滝を目指して桑の木沢探勝路を進みます。
手軽な篠沢大滝とは違いコースタイムも3倍の90分。道中は長いですが逆に篠沢大滝のような急登はありません。
危険な箇所は後半部に集中しており、黒戸噴水滝に向かって左岸の高巻きは安全で、右岸の高巻きは危険という印象があります。
渡河が何度かありますが、水深の浅いところが数多くあるので、渡河自体の危険度は低いと思います。
現在は倒木や崩落でコースがふさがれており、渡りやすい渡河ポイントを見つけて迂回する必要があります。

mizuhyaku009.jpg
(F50fd)
道中での撮影もあるので適度な休憩時間にもなります。川の近くで撮影していますが被写体は岩魚のペアです。

mizuhyaku010.jpg
(sweetD & AF75-300mm/F4.5-5.6(D))
禁漁に入ったのを知っているのか、岩魚たちは全く逃げようとしません。
際立つ桑の木沢の水の透明度。

mizuhyaku011.jpg
(F50fd)
しかしプロのカメラマンとはやはり凄いです。
私なんて同じ場所に何度も行ってクオリティーを上げていきますが、初めての場所でも良いアングルを見定めて撮影します。
まあそれがプロたる所以なのでしょうが^^;

mizuhyaku012.jpg
(F50fd)
荒れた遊歩道に枯葉が積もり滑ります(笑
先月アップした 「黒戸噴水滝 ~桑の木沢探勝路~」 ではアップしなかった世界。

mizuhyaku013.jpg
(F50fd)
カメラマンが撮影をはじめる度にアングルを確認するかのように背後へ。
ちなみにこの三脚を背負って歩きました。12kgとか14kgとか言ってました(笑

mizuhyaku014.jpg
(F50fd)
最後の梯子。
黒戸噴水滝の前衛滝を高巻きます。この渓谷道で1番危険な場面がこの先にあります。
草に覆われて沢水で泥状になった斜面のトラバースです。

mizuhyaku015.jpg
(F50fd)
危険な斜面のトラバース後には前衛滝の最上部の渡河があります。
前の写真の梯子を登って、(写っていませんが)この写真の左上方を歩きます。
そこそこの高さがあって下が石なので滑落したら大怪我だと思います。

mizuhyaku016.jpg
(F50fd)
ここを登れば桑の木沢探勝路の終点です。つまり黒戸噴水滝の展望ポイントです。
湿った木がとてもスリッピーですが、鎖が有るので大丈夫です。
滑ることよりマムシの方が怖かったりして(笑
*マムシはこのようなジメジメした場所を好みます。

mizuhyaku017.jpg
(sweetD&DT18-70mm/F3.5-5.6)
15:15。黒戸噴水滝に到着。
撮影しながらというのもありますが大分時間が掛かりました。
それでも無事に着けたという安心感が大きかったです。
この展望ポイントはかなりの広さがあり、滝の直下にも簡単に行けるようになってます。

mizuhyaku018.jpg
(F50fd)
黒戸噴水滝の撮影の様子。親切にもスタッフが撮影してる映像をモニターで見せてくれました。
感動で軽く鳥肌のcondorさんです^^映像には映像の素晴らしさがありますね。
重い機材を運ぶのを手伝った事もあり、チームとしての連帯感が生まれます(笑

mizuhyaku019.jpg
(sweetD&DT18-70mm/F3.5-5.6)
テレビの撮影クルーと同行するチャンスもそうそうないと思いますが・・・。
日の短い11月の15時過ぎに黒戸噴水滝を見るチャンスも2度と無いと思います(笑
なんとか暗くなる前に渓谷道を抜けられましたが、林道にでると同時に真っ暗でした。

mizuhyaku020.jpg
(F50fd)
テレビの取材に同行したことで、番組になるまでのスタッフの苦労が見え勉強になりました。
なによりも機材の重さには驚きました。タフでないと駄目な職業でしょうね。
重いテレビカメラを持ち、ペースも落とさずに歩ききったカメラマンには感動すら覚えました。
それでも予想以上の過酷さだったようで、最後に 「結構大変だったね!」 と爽やかに言ったのが印象的でした。
で、殆どの行程で重い三脚を担いでいたcondorさんですが、この後2日間筋肉痛に悩まされる事となります^^;

今年は久々にこの2滝を見に行きましたが、道中ではこの時の光景が目に浮かんできました。
「水百景」 という番組は終了してしまったようですが、私にとっては忘れられない番組となりました。
またこんなチャンスに巡り合えたらいいな~^^
今回は思い出とともに篠沢・桑の木沢の魅力ある景色をお届けしました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


[ 2010/08/06 22:06 ] オフ・特殊イベント | TB(0) | CM(8)

スゴイ迫力ですね~。
表現力バッチリです。
その場で、ホントにいるような臨場感で、驚きました!
写真の劇作家にでもなれそうですよね(笑)
[ 2010/08/06 23:11 ] [ 編集 ]

MJKさんのところから、参りました。
山梨にお住まいなんですね。
私のところから程近い撮影地が、いくつかあって親近感を覚えました~。
時々寄らせて下さいませ。
[ 2010/08/07 06:56 ] [ 編集 ]

チューリップさん、こんばんは!

これでチューリップさんも一緒に篠沢&桑の木沢を歩けたみたいですね!
コンデジ中心の写真ですが、サッと出して撮れるので機動力が高いです。
撮影クルーは渓谷の撮影、私は道中記を撮影してみました(笑

秘境の渓谷の迫力が伝わったようで良かったです^^
文章が上手ならもう少しコンパクトに出来そうなんですがね。
劇作家なんてとんでもないです^^;

でも、嬉しい言葉をありがとうございます!
[ 2010/08/08 00:07 ] [ 編集 ]

純さん、こんばんは!

はじめまして!ご訪問ありがとうございます^^

諏訪にお住まいなんですね。年に何度かそちらにはお邪魔しております。
一昨年に御神渡りの撮影に行きましたが、その素晴らしさに言葉を失いました。
諏訪大社も荘厳な雰囲気で心が癒されます。
今年は御柱祭りの年なので、町全体が賑やかなんでしょうね。
お隣同士、情報交換とか出来そうですね!

拙い写真ですがどうぞお気軽にお越しください^^
私も遊びに行かせてもらいます。
[ 2010/08/08 00:26 ] [ 編集 ]

こんばんは
テレビ番組クルーに同行するなんて、かっこいいです~
今回は、撮影行の記録として貴重なエントリーですね。
写真的には、5,6枚目の滝と黄葉の組み合わせとそのバランスにびびびっときました。


[ 2010/08/08 21:56 ] [ 編集 ]

MJKさん、こんばんは!

滅多にないチャンスなので、とても良い思い出となりました^^
一緒に行動するのでメンバーの一員になったような気分にもなれました(笑
プロの凄さも肌で感じられ、その後の撮影スタイルに大きな影響を受けました。

5、6枚目のびびびをありがとうございます!
いろいろな滝を見てきましたが、この滝が1番美しいと思っています。
奥地で人の目に触れる事が少ないのも魅力です。

山もそうですが静かな雰囲気の場所に憧れます^^
[ 2010/08/09 00:45 ] [ 編集 ]

こんばんは~
いやあ、すごい経験をされていたのですね。
水百景って放映時間が短いので殆ど見た事がない番組なんですが、
まさかこの滝を放映していたとは・・・是非見たかったです。
そしてますますこの両滝を見に行きたくなりました。

しかし、長靴での山沢のアプローチとは、とんでもないですね(笑)
そいえばこの前奥多摩の山の中を少し歩いていて、林業の方と少し
話す機会があったんですが、彼の山中での身のこなしは見事でした。
地下足袋でスイスイと山の中を移動する様は、職人を感じさせまし
たね。やはり、TVクルーしかり、こういったことを職業にされてい
る方々ってのはすごいです。私なら長靴で山を登れなんて言われた
ら確実に拒否です(笑) しかも三脚だけで14kgとは!

condorさんの仰るとおり、魅力のある光景の写真たちを見せて頂き
ありがとうございました。
[ 2010/08/31 23:05 ] [ 編集 ]

よ~かんさん、こんばんは!

貴重な経験できた渓谷なので、どうしても贔屓目に見てしまいます。
1日掛かりでの撮影も放送されるのは数分というのも驚きでした。
タフ&好きでないと勤まらないでしょうね。
しかし長靴には驚きました(笑
登山靴での移動に比べ1.5倍の体力が必要だったと思います。

三脚の重さはさすがに堪えましたね・・・^^;
一歩踏み出すと地面に足が沈むような感じで歩いた記憶があります。
遭難の危険に1番近かったのは、じつはcondorさんだったかも知れません(笑
こちらについても良い経験させていただきました^^

危険箇所が少ない篠沢はともかく・・・。
桑の木沢は今回のエントリーで、イメージできたかと思います。
水量も少なく谷底的な場所でも無いので、注意深く歩けば危険はありません。
高巻くポイントも梯子や⑫のような階段があるので迷う事もないでしょう。

ぜひ両滝を見に行ってくださいね!
そしてよ~かんさんらしい素晴らしい写真を撮ってきてください。
見れる日を楽しみにしています^^
(もし万が一、緊急事態が発生しましたら、携帯よりこのブログへコメント下さい)
[ 2010/09/01 00:26 ] [ 編集 ]

コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://desertfoxblog.blog27.fc2.com/tb.php/705-25be9aed