甲斐駒ヶ岳 ~信仰の山を登る(前編)~

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(α700 & DT16-105mm/F3.5-5.6 (刀利天狗にて))
私が登山を始めたのは、この山を目指すためでした。
記念すべき第1歩の乾徳山、頂上直前で怖気づいて、引き返そうとしたのも良い思い出です^^;
白州町には甲斐駒ヶ岳の登山口が2つあります。
私にはその界隈に住む仲間が数多くいますが、駒ヶ岳を登ってこそ1人前みたいな風潮があります(笑
口々に「白州の人間なら駒ヶ岳に登らなきゃな!」って・・・甲府市民の私には迷惑な話しである。
8月18日、晴れて駒ヶ岳の頂に立ったわけですが、ここから新たなストーリー始まるとは思ってもみませんでした。


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(赤いラインが今回歩いたコース。右下のラインは黒戸噴水滝&篠沢大滝)
登るのは日本三大急登として有名な黒戸尾根コース。
歩行距離は18.5km、標高差はじつに2,201m・・・七丈小屋にて1泊するのがスタンダードですが、日帰りでこのコースを歩きます。
登山口には 「横手駒ヶ岳神社」 と 「竹宇駒ヶ岳神社」、そして登山道には祠が多数あり、信仰の山を感じさせてくれます。
ネットで調べれば物知りの如く語れるわけですが、知ったかぶりが嫌いな性格なので細かい説明は割愛します。
というか、その必要がなくなった、というのが正しいところです。

黒戸尾根から甲斐駒ヶ岳を登り、仲間達にも胸を張れるようになったわけですが、下山後に意外な人より突っ込まれることに・・・。
その方はなんと横手駒ヶ岳神社の神主さんでした・・・これは非常にバツが悪い展開です^^;
黒戸尾根コースはそれぞれの駒ヶ岳神社から登り始め、笹の平(ささんだいら(笑 )で合流します。
当初は横手から登る予定でしたが、最後の最後で竹宇(ちくう)に変更してしまいます。
理由は皇太子殿下が竹宇から登った事、そして神社の建立が約90年早かったことでした。

神主さんを目の前にして戸惑うcondorさんですが、突っ込んだといっても、もちろん笑い話でという意味です(笑
そして話の中では、横手口からの駒ヶ岳登山の、ありがたいお誘いまでいただきました。
駒ヶ岳神社の本社は甲斐駒ヶ岳の東峰に位置し、神主さんはお札を本社に祀るために定期的に登るのです。
実際に同行できれば道中の祠や神様のお話を聞けることでしょう。
細かい説明はその時にでもと思います。ちなみに日帰りではありません。

話しを黒戸尾根コースに戻しますが、現在はトレールランナー(トレラン)のタイムアタックコースとして人気のようです。
水場がある七丈小屋まで距離があるので、背負う水の量は最大の悩みの種となります。
少なければ生命の危険にさらされ、多ければ重さとなって体力を奪う(笑
今回は初めて歩くコースという事で、水は3リットル、食料、雨具、ビバークセット・・・かなりの重装備となってしまった^^;
いつも使う事がない望遠レンズ(AF75-300mm)もしっかり参戦しています(笑

せっかくなので私の仲間の登山(麓の仲間同士)での笑い話を(笑
横手駒ヶ岳神社を出発して、最初の休憩地点の"ささんだいら"で、キュウリを食べた時に問題が起こったようです。
なんとキュウリに付ける味噌を忘れたことが発覚したのです・・・登山口からは1時間以上登った場所での出来事です。
そして 「キュウリに味噌がないなんて台無しだよな!」 といって、走って下山、そして自宅まで行き、登り返してきたそうです(爆
2時間足らずのその出来事に、仲間はとんでもない奴らと登っていることを実感したそうです(笑

さて、いよいよ本編へ入るわけですが、このエントリーでは刃渡り→刀利天狗(とりてんぐ) 間の写真をお届けします。
なお、今回は細かく通過時刻の記載はしません。最終エントリーにて所要時間のみ記載するつもりです。

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いきなりですが、刃渡りにて日の出。
どうしてもここで日の出を迎えたくて考えた出発時間。
最高の日の出に、最高の登山の期待が高まります。

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登った人が口々に絶叫ポイントと言いますが、それほど怖いポイントではない印象。
名前のとおり刀の刃の上を歩くというイメージの場所です。

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山頂を見て右側の視界は開けているので、下まで切れ落ちてるようすが分かります・・・。
左側には木が茂っていましたが、秋枯れで葉が落ちた時には怖いかも知れません。
恐怖心はそれほどありませんでしたが、そうは言っても油断は大敵なので慎重に^^
ちなみに登山記などで、「楽勝です!」のような表現をする人の遭難率が高いみたいです。

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雲海に浮かぶ八ヶ岳。

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そして霊峰富士。
翌週にはこの頂上に。

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少し引くと鳳凰山と富士山のツーショット。
このコースの予行演習だった、三山の日帰り縦走を思い出します。
たしか1回目は失敗だったっけ^^;

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この場所でかなりの時間を撮影に費やします・・・まあ、私の場合は撮影登山なんで(笑
プランどおりに歩くためには多少ペースアップが必要です。
夕方以降の天気予報が芳しくないので、できれば明るい時間に帰って来たいところです。

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先に進みたい思いと、撮影したい誘惑と、戦いながら登ります。
誘惑に負けて撮影した雲海と富士山。
画角的にはもう少しズームしたいところですが、望遠レンズに交換することは選択肢にありませんでした(笑
こんな感じなので望遠レンズがザックの肥しとなるのでしょう^^;

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刃渡りから暫く進むと刀利天狗に到着。
コース的に黒戸山のピークを踏むことはないですが、ピークを手前に見るくらいの位置なのでしょう。
刃渡りで時間を費やした分、刀利天狗では休憩はしませんでした。
この後の登山道は黒戸山のピークを巻くようにゆったりと進み、五合目小屋跡まで一気に下ります・・・。
「おいおい、勘弁してくれよ・・・」 というくらいの長い下りで、下山時は登り返しとなることが頭にインプットされます(笑
ちなみにこの登り返しですが、刃渡りと同じく警戒していたこともあり、あまり気にすることもなく登り返すことができました。
危険な場所や体力的に大変な場所は、思わぬところに潜んでいるのかも知れません。

次回へと続きます・・・。


[ 2010/11/03 18:46 ] 山歩き・山梨百名山 | TB(0) | CM(4)

面白い「登山記」ですね~。
「うんちく」が、また登山の醍醐味を物語っているようで・・・。
「楽勝」のノリはいいですよね。
読んでいる私も楽しくなってきました(笑)
この先は?
どこに続くのでしょうか?
[ 2010/11/03 23:04 ] [ 編集 ]

刃渡り、登り返しなどの記述で、登山の面白さと怖さが良く分かりました。
先を急ぎたい衝動と撮影したい欲求、この葛藤も面白いですね。
[ 2010/11/04 06:35 ] [ 編集 ]

チューリップさん、こんばんは!

甲斐駒ヶ岳には語りきれないほどの思いがあります。
このブログのメインテーマみたいなものです。
なので、うんちくも多くなるわけです(笑

まだまだ登山記が続きます。
今の心境は目標をクリアして充実しています。
後のエントリーでも触れますが、目標設定に苦慮しています・・・。

まだまだうんちくも続きますが、大目に見てあげてくださいね!
[ 2010/11/04 19:57 ] [ 編集 ]

純さん、こんばんは!

往路での下りは本当にハラハラします(笑
せっかく稼いだ高度を、いとも簡単に失ってしまうのです・・・。
さらに復路では登り返しとなりますから、踏んだり蹴ったりです^^;

登山に慣れてくると高度に対する恐怖心は感じなくなってきます。
個人的にはどんな場所でも油断しないように心掛けています。

計画より遅れてくると歩きに専念したいのですが、そんな時に限って絶景が
待っているんですよね(笑
そしてじっくりと撮影して、計画自体を変更したりと・・・^^;
ある意味、予想不可能な私の登山スタイルです(笑
[ 2010/11/04 20:12 ] [ 編集 ]

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