地蔵岳への稜線歩き

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(nex-5n 観音岳山頂)
8月20日の夜から登った鳳凰三山のラストエントリーです。
夜より登った関係で星空→日の出→そして日中の写真と豪華な構成となりました。まあ、体力的にも豪勢でしたが^^;
とにもかくにも無事に下山して、こうして記事を書いているわけですから、大成功ということでいいでしょう。
私の夏は忙しさとともに慌しく終わっていくのですが、その最中で富士山と鳳凰山に登れたのは上出来だと思っています。


前回の日の出エントリーには間に合いませんでしたが、観音岳山頂からの日の出時のパノラマをご覧ください。(ちょっと暗いです)



そして山頂からのスイングパノラマ(ワイド)も^^

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以下登山記。。。
星空&日の出の撮影ポイントとなった観音岳山頂を後にして地蔵岳を目指します。(山梨百名山の案内標柱には鳳凰山と記載)
ちなみに登ってくるときは鳳凰小屋から観音岳へと、地蔵岳をショートカットしています。
本当でしたら薬師岳の山頂を踏んで、再び観音岳へ折り返し、地蔵岳へと向かえば三山を踏破できます。
今回は一刻も早く地蔵岳へと到着して、山頂で仮眠するという目論見があったので、薬師岳には向かわずに地蔵岳を目指します。

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薬師に向かわないのは写真を見ても分かると思いますが、地蔵岳の前に頑張っている岩山があります(笑
赤抜沢ノ頭(あかぬけさわのかしら)、観音岳側から登っても、地蔵岳側から登っても、とても厄介な存在となります。
こいつをやっつけるためには体力を温存する必要があるのです。
鳳凰三山を縦走したことのある人間は、鳳凰四山といいたくなるのではと思ったりします。
(向かって右側に展開する樹林帯を、トラバースするコースがあれば、鳳凰三山のままでいいかと^^;)

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八ヶ岳を綺麗に見渡せるのもここが最後。蓼科山と浅間山を従えて壮観な眺めです。
浅間山といえば 「すずさん」 の写真を思い出します^^

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観音岳を下り稜線を歩いているとグングンと奴に近付いて来ます。
登山者はここまで近付くとトラバースコースはなく、この山を登りきらなければならないことを確信します。
赤抜沢ノ頭は登山者の絶望を楽しむかのように君臨します。でも、カッコいい存在です☆

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赤抜沢ノ頭をクリアすると白峰の山並ともお別れです。
ちなみに赤抜沢ノ頭を登り始めるこのポイントが、(個人的に)北岳が1番カッコ良く撮れるポイントだと思います。
ちょっと前には仙丈ケ岳が綺麗に見えるポイントもありますが割愛。。。仙丈ケ岳ファンの皆様、申しわけありません。。。

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赤抜沢ノ頭を登りつめていくと、今まで見えなかった甲斐駒ヶ岳が見え始めます。
体力的に大変でもこの景色がパワーを呼び戻してくれるような気持ちになります(笑
後方には北アルプスの展望。甲斐駒の横には大キレットから槍。

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そして地蔵岳のオベリスクも。
ちょっと木々が邪魔ではありますが、目線の高さに見えるオベリスクと、遥か後方の景色が美しい。
ここも(個人的に)地蔵岳が1番カッコ良く見える場所かと^^;
あの蟻地獄のような砂地を登るのが大変なんだよな~、という思いで見つめています。

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赤抜沢ノ頭を登りきって地蔵の麓へ降りてくると甲斐駒ヶ岳と挨拶ができます^^
ハイカー目線の甲斐駒ヶ岳、臨場感ありますね。←自分でいうなって感じですが(笑

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賽の河原のお地蔵さんたちは穏やかな顔で迎えてくれました^^
登山者の邪魔にならない場所にビニールシートを敷いて倒れこむように仮眠に入ります。
地面に吸い込まれるような感覚とともにあっという間に眠りに落ちます。。。。。。
太陽がさんさんと照らす山頂でも、気にせずに眠れることも山男のステータスか。(笑
しかし、気持ちの良い睡眠も登山者の 「大丈夫ですか???」 の声とともに遮られます。しかも2回も。
心配していただけるのはありがたいですが、ビニールシートを敷いてザックは丁寧に置かれて、どう見ても仮眠中なのですが。。。
そういえば甲斐駒ヶ岳へ登った時に、「ただいま仮眠中、心配しないでください」 という紙を置いて仮眠している人がいたっけ。
次回のパワー登山までには用意することにしよう。風に飛ばされない対策も(笑
声を掛けてくれた方々。その優しい気持ちを大切に^^

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仮眠を諦めて下山を決意します。(それでも1時間は寝た)
写真は地蔵岳の賽の河原越しに見える甲斐駒ヶ岳。タカネビランジの可愛い彩りも加えて。
写りがアンダー過ぎますが、nex-5nではJPEG撮ってだしです。(レタッチも面倒くさい^^;)

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登りは難儀するこの坂も下りはあっという間です。名残惜しげにオベリスクを振り返ります。

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進むのはあの雲の中。雨が降らないのを祈るように下山を始めます。
途中の鳳凰小屋には水場があるのですが、下山時は荷を軽くしたい思いがあり、1リットルのみ汲んで再び下山を開始します。
この時点では2リットル担いで登ってきた道を、半分でまかないきれるか心配ではありませんでした。
下山の樹林帯での暑さは凄まじく、おまけに睡眠不足もあって、水の消費は思った以上に激しいものでした。
節約に節約して水を消費しましたが、登山口である御座石鉱泉に着いた時には、ひと口分くらいしか残ってませんでした。。。
たしかに水は重いですが、余裕を持って背負わないといけませんね。。。
御座石鉱泉に到着して、まずは250円のコーラを買って飲みますが、その美味いこと美味いこと(笑
それから着替えて真っ直ぐに帰るつもりでしたが、車で意識を失うように眠ってしまい、起きたら夕方になっていました(笑
肉体の限界に挑んだような登山でしたが、いろいろな収穫があって有意義なものとなりました^^

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ヘベレケになりながらも下山中に撮影した森の妖精、レンゲショウマ。
今頃は御坂の黒岳にも咲き乱れていることでしょう。

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そして大好きなフジグロセンノウ。登山道を彩るこのオレンジは歩みを止めて眺めたくなります。
以上で8月20日の未明より登った鳳凰山のエントリーを締めたいと思います。
ちなみに翌週は八ヶ岳の権現岳へと登ってきました。あっ、今回は夜間登山ではなく、早朝から登りました^^;
2010年に御座石鉱泉から登った時には可愛い甲斐犬がいましたが、今回は見かけることはありませんでした。
再会を楽しみにしていたのですが、ちょっと切ない気分になったりしました。。。

【 コースタイム 】
~ 登り ~
御座石鉱泉(20:20) → 燕頭山(23:15) → 鳳凰小屋(00:45) → 観音岳取りつき(2:18) → 観音岳山頂(3:30)
~ 下り ~
観音岳山頂(6:35) → 地蔵岳(8:00) → 下山開始(9:30) → 鳳凰小屋(9:50) → 御座石鉱泉(14:10)
(撮影に時間を割いたりするので、あまり参考にならないかも知れません^^;)


①、②、⑪~⑭(E16mm F2.8&VCL-ECU1)
上記以外(E18-55mm F3.5-5.6 OSS)


[ 2012/09/05 23:00 ] 山歩き・山梨百名山 | TB(0) | CM(10)

こんばんは
素晴らしいお写真とよくわかるキャプションで,登山の様子がよく伝わってきました。
最近,「グレートサミッツ」とか「日本百名山」などのTV番組をよく見ているσ(・_・)なんですよ。
今回は,1,4,7,9,13にしびれました~
[ 2012/09/06 22:12 ] [ 編集 ]

透明度が高いですね

こんばんは。
素晴らしい景色にため息がでます。
透明度が高く、どこまでも遠くの山々が見えています。
これだけ透明度が高い日もそうそうないと思います。
良かったですねェ。
これだけの景色を一望できる機会を得たのは。
お盆もなしで働いたご褒美でしょうね。きっと。
5Nの写り、なかなかのものだと思います。
α700と比べて荷物も軽くなり、山にはもってこいでしたね。
是非、一度は登ってみたいなと思いますが、私は、2日かかってゆっくりと登らないと
無理でしょうね。
体力をつけないと。
素晴らしい景色をありがとうございました。
[ 2012/09/06 23:04 ] [ 編集 ]

MJKさん、こんばんは!

たくさんの写真にしびれていただき、ありがとうございます^^

さすがに4度目の登山となると、良いポイントは分かるようになります。
過去の3度は登った時間的に、条件には恵まれませんでしたが、今回はバッチリでした。
14枚目を見てもガスが昇って来ているので、高山の撮影は9:00くらいまでが勝負でしょうね。

プロのカメラマンが映し出す山の息吹は素晴らしいですよね^^
その映像に刺激されて山へ登りだす人も多いのではないでしょうか。
今は登山ブームですし。この日も平日でしたが、その割りに人が多くて驚きました。
[ 2012/09/07 18:05 ] [ 編集 ]

tazuさん、こんばんは!

この日の条件も最高でしたが、透明感溢れる描写はカメラかも知れません☆
ネットではあまり良くいわれないレンズ達ですが、風景では絞るので美味しい部分で使えてるんでしょうね。
デビュー戦の富士山→鳳凰山→ひまわりスナップと、期待以上の表現力で満足しています^^

やはり天候面で恵まれたのは、休みなしで頑張ったおかげでしょうか(笑
この日は8月中でも最高の天候で、星空も日の出の展望も、真冬の澄み切った大気のようでした。
カメラの重量はnex-5nに慣れてしまうと、α700には戻れないかも知れません。。。(贅沢な悩みです)

前にも書いたかも知れませんが鳳凰三山の縦走路は、良い思い出になると思いますよ。
観音岳から薬師岳の富士山を見ながらの稜線歩きは最高です^^
70台の大先輩達も歩いている山なので大丈夫ですよ!是非いつの日か挑戦しましょう!!
[ 2012/09/07 18:17 ] [ 編集 ]

そろそろ雲が上がって来るというのに素晴らしくクリアですね。
どれも山襞が美しくでていて、山はやっぱり朝勝負ですね。

とても真似できないハードな登山ですが、得たものは大きかったですね。
[ 2012/09/08 13:31 ] [ 編集 ]

ぜいぜいさん、こんばんは!

いつもでしたら雲と同時に稜線へという感じでしたので、今回の山行は思い出深いものとなりました^^
朝の光線は山波に影を伴い、立体感溢れる絵となります。
おっしゃるとおり、山襞が美しく撮れる時間帯ですね^^

私の場合は星空も撮るので、ハードですがこんなプランが良いんですよね。
鳳凰からの星空&夜景&日の出は憧れでしたので、今回達成できて本当に良かったです^^
いろいろな意味で大きな収穫となりました☆
[ 2012/09/08 20:59 ] [ 編集 ]

こんばんは。
NEX-5n良いですね・・・
て、あっ、まずはそれよりも、やはり鳳凰三山が素晴らしいです。
青空が美しいですし。

金峰山のお誘いどうもありがとうございます。
できれば行きたいところですが、今年はいつ頃がピークなんでしょうかね。
うまくタイミングが合わせられれば良いのですが・・・。
[ 2012/09/09 19:51 ] [ 編集 ]

山と岳

今更ながら、山と岳の違いを調べたりしてみました。
定義が当てはまらない場合も有りうるので、とても難解ですね。
稜線の写真も綺麗ですが、一番のお気に入りは⑤です。
とても気持ちがいいショットでした。

観音岳には観音様の祠は無いのですね。

[ 2012/09/09 21:04 ] [ 編集 ]

すずさん、こんばんは!

まずはカメラの話にいっちゃいますよね(笑

ついに念願のNEX-5nを手に入れることができました。
軽い&良い写り&スイングパノラマ&動画と、今のところ文句なしという感じです^^
鳳凰山の登山の時は条件も良かったですが、α700からの進化を実感しました。

さて、金峰山の紅葉登山ですが、10月の前半が紅葉のピークになるかと。
6~8日の3連休の週か、13、14日の週の何れかと思われます。
ただ、金峰山の場合はライブカメラなどもないので、行ってみないと分からない感じです。

直近にいった方のブログなどを参考に、という感じになるでしょうね。
紅葉はタイミングが難しいですからね。。。
とりあえずはこんな感じです。また近々メールでも入れますね。
[ 2012/09/09 21:15 ] [ 編集 ]

あおいさん、こんばんは!

山と岳ですが、両者とも意識せずに使っていますが、そういわれると気になりますね。
山は独立峰で岳は連峰をの一座を現す・・・というのが説得力ありそうな気がしました。
そして南アルプスには高嶺、アサヨ峰なんて山があったりします。伏兵現るみたいな^^;

5枚目、ありがとうございます!
高度感ある景色を意識して撮影した1枚でした^^
いろいろな山に登っていますが、浅間山が綺麗に見れたのは初めてでした。

地蔵岳には数多くのお地蔵さんがありましたが、残念ながら観音岳には観音様はありませんでした。
観音様があればさらに絵に山になるでしょうね^^
[ 2012/09/09 21:40 ] [ 編集 ]

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